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MILK(映画レビュー)|BLコミック漫画カフェ 〜Cafe801〜

MILK

あらすじ
1972年のニューヨーク。
金融や保険業界で働いていたミルクは、20歳年下のスコットと出会い、恋に落ちる。
二人は新天地を求めてサンフランシスコに移り住み、小さなカメラ店を開店。
そこはたちまち同性愛者やヒッピーたちのよりどころとなり、
ミルクは彼らを快く思わない保守派に対抗した新しい商工会を結成する事になる。
社交的でユーモアにあふれたミルクは、近隣住民の抱える問題に、政治的により関わりを深めていく…。

goo映画より

MILK

久々に新作を見ました〜。思えば、8月から更新していなかったのですね(゚_゚i)
いやはや・・・

『MILK』を撮られたのは
『エレファント』(コロンバイン高校の銃乱射をモチーフにした作品)
を撮られた ガス・ヴァン・サント監督ですが、
今回の作品は 『エレファント』よりもドキュメンタリー性の強い作品です。
社会派!ですね。
私が印象に残ったのは

『いままで四人と交渉をもった。そのうちの三人が自殺未遂。
どういうことかわかる?・・・(中略)・・・生きるか死ぬかの問題なんだ。』

ってところです。
1972年、その頃のアメリカはマイノリティーが生きていくこと
が「生きるか死ぬか」の話だったということ本当につい最近のことですね。。
つい30年ほど前にゲイの人権が認められないような
州の条例があったことが信じられません。

ゲイの権利を勝ち得る為にミルクは立ち上がります
『クローゼットに閉じこもっていてはいけない』
隠れて生きていくこと、後ろめたく生きていくことを
公職に就くことによって、中から変えてようとするわけです。

先人の残した偉大な功績に感銘を受けました
きっと同じゲイの方ならなおさらではないかと
歴史を知る上でも是非見ていただきたい作品です!!

『MILK』を見てからちょっと職業柄『BL』について考えてみたりしました。
ミルクが今の日本のやおい文化を見たらどう思うのでしょうww
日本人って変わっているな~とか思うのかしら(笑)

BLというと、ゲイの方々からは疎まれてきた背景がありますが
(真剣にマイノリティーとして生きているのに、腐女子はそれをネタに愚弄している・・というような)
最近では、相互に理解が見られているのではないかと思っている次第です。
BL自体もリアリティーのある作品が人気があり葛藤や苦悩を描いている作品が多くなってきております。
絵のタッチもどちらかというとオシャレなタイプのものが人気がありますね。
若い自身の性に対して悩む男の子がBLを読んで自分の性癖に対し、
「こういう恋愛感情を持ってもいいんだ!」と救われたといっている記事を読みました。

また、以前、ゲイの方のブログを読ませていただいたところ
『僕はBLに対して否定的だったがBLはゲイに対する世間の偏見の目を
緩和してくれている存在なのかもしれない・・・』
と、おっしゃっていました。

これは本当に素晴らしいことですね。
たまに、腐女子でもリアルはキモイとか言ってしまう残念な子も
いますが、私はあくまでも応援していきたいと思う腐女子ですww
いつかお店でも、真剣に『BLとゲイに関しての座談会』を開きたいと思います。
ゲイエロティックアートの巨匠、世界の田亀源五郎氏へのインタビューでは、
「BLは“恋愛主体”だと思います。BLのフォーマットは“関係性のドラマ”」
「“腐男子”というハードルが“ゲイ”よりも低く設定されているのは明らか。
ゲイ的な要素を持っているけど、そのハードルを乗り越えられない方々が、
腐男子層にどっと流れ込んできている現象は確実にあると思います」と!!
http://www.gaylife.co.jp/partners/732/733/836.html?page=1

話が長くなってしまいましたが、お店としても、
決して性差別をしようとしているわけではないということをわかっていただけたら幸いです。
やはり、腐女子もクローゼットの中にいることの多い人種です。
親や公共の場で、表立って『私の趣味は同性愛の漫画です』
だなんて大きな声では言えない女の子がほとんどだと思います。
そんな女子が少しでも居心地良くいられる空間を作るためには
どうしても男性の入店に規制を設けるほかなかったのですね〜
個人的にはもちろん!腐男子様も同志であると思っています!!
是非お話してみたいな〜と
なので、機会を設けて男性解禁デーをつくっていきたいです。

♪見所ポイント
元パートナーであるスコットとの電話のやりとり。
スコットは本当にイイ男!!
最高のパートナーだったに違いないです。

萌え☆☆☆☆☆   作品★★★★☆



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